70歳になる男性は、右の関節が痛いのです。
口を開け閉めすると、ゴリゴリ音がするのです。
「マウスピースをしましょう」・・・・・というと、断られました。
その2週間後に、再びやってきて、そのほかの方法は無いかとお尋ねになるので、
「関節に太い注射をして洗ってみるという方法があります。」・・・・・・というと、断られました。
その2週間後に、三度やってきて、そのほかの方法は無いかとお尋ねになるので、
「専門の口腔外科にご紹介しますので、ご相談ください」・・・・・・・というと、断られました。
長年の歯ぎしりと、日ごろの食事によって奥歯は、山も谷もないつるんつるんの歯になっているのです。
特に、右側は奥歯が1本抜歯されていて、足りません。
その2週間後にやってきて、痛くて困るといわれるので、3つの中から選んでいただきました。
そして、始まったマウスピース治療。
2か月経過して、もう痛くありません。音もしません。
しかし、硬いものを噛むと痛くなってくるのです。
マウスピースで原因が特定できたので、最終治療に入ろうとすると、断られました。
ほかに方法は無いかとお尋ねになるのです。
どうして関節が痛いのかの理由を説明して、原因を改善する以外に方法を知りません。。。。。と説明しました。
マウスピース治療は、それだけで完結しないことがあります。
原因を特定するためにマウスピースを使い、原因が分かったら、その原因を改善する必要があります。
原因の改善の方法は、原因によりいろいろですが。
関節にとって、快適な状況を作るってことです。